その日は、もう秋の頃で、涼しくなっていた。
下校途中の僕は、もうすぐ家に着くと言うところで、唇の赤い人に呼び止められた。
それは、僕の"おねえさん"で、小さい頃に会ったきり、もう何年もあった事のない人だった。
「お前、大きくなったなあ。」"おねえさん"は、乾いた唇を舐めながら言った。
「これから、俺の経営してる映画館で、映画見んか?」
"おねえさん"は、ちょっと高めの声で言った。背が低いので、高い声が妙に似合っていた。
僕は、どう言って言いかわからずもじもじしていると、
「さあ、乗れって。」
僕の手を引いて、自分の車の助手席に僕を引きずるようにして乗せた。
途中、"おねえさん"は、今やっている映画の話をしてくれたけど、内容はいわゆるピンク映画だった。
僕も大人なんだから、そろそろいいだろう、見て行けと言った。
しばらくした着いたのは、町のはずれにあるいわゆるピンク映画館だった。僕は、"おねえさん"が商売をやっているというのは聞いて知っていたが、映画館でしかも、ピンク映画館だとはその時まで知らなかった。
"おねえさん"は、映画館の裏に車をつけると僕を事務所まで連れて行った。中は、けしてきれいな物ではなく、いかにも怪しげな映画館といった感じのする、古く暗いところだった。
暗い廊下を、進み、事務所の扉を開けると、そこには、事務机が2つと不似合いに新しいソファセットがあった。
そして、その事務机には、おそらく30歳前くらいのきれいな女の人が座っていた。事務の仕事をしている人のだと思うが、紺色の制服のようなものを着ていた。部屋には、暗い映画館と不釣合いな香水の匂いがしていた。異様に短いスカートで、きれいな脚を机の下で組んでいたのが見えた。
「映画見る前にちょっと、遊んで行けよ。」
"おねえさん"はそう言うと、肩を掴んで僕をソファに座らせた。
「まあ、そう硬くなるな。初めてか、こういうとこ。」
僕がうんとうなづくと、"おねえさん"はにやりと笑いながら、僕の横に座った。そして、突然、無言で僕のズボンのベルトに手をかけると、緩めはじめた。
「ええっ、そんな。」
僕はあまりのことに驚き、それしか声もでず、抵抗もできなかった。
「お前のためになることをしてやるんだから、そう硬くなるな。高校入学祝いだ。」
そう言うと"おねえさん"は、ニヤニヤ笑いながら僕のズボンのチャックを下げ、パンツごと足元まで下ろしてしまった。
僕は、驚きと、何かされるのではないかと言う恐怖で声も出さずに"おねえさん"に抵抗もせずに、されるがままになっていた。
「おお、まだいい色だな。」
そう言うと、むき出しになってしまった僕のものを"おねえさん"は、片手でぎゅっと掴み、しごき出した。
当時の僕は、奥手でオナニーもしたことがなかった。布団にペニスを擦り付けると気持ちがいいということぐらいしかわかっていなかった。だから、なぜ"おねえさん"がペニスを上下にさするように動かしているのかさえ分からなかった。ただ、"おねえさん"の手の動きに合わせて僕のペニスが、大きく膨らんで行くのが分かった。
「おお、お前の大きいな、俺のより大きいんじゃないのか。」
そう言うと"おねえさん"は、自分のズボンのチャックを下げ、自分の物を出して見せた。それは、僕のとはまるで違い赤黒く腫上った、大人のものだった。
"おねえさん"は片手で、僕のものをしごきながら、"おねえさん"自身のものも反対側の手でしごきだした。
そして、時々自分の方の手を休めると、僕の亀頭を愛しそうに手のひらで包むようにして刺激を与えるのだった。